シリンダー

シリンダーオルゴールのムーブメントを観察していると、ゆっくりと回転している円筒形の部分があります。これがシリンダーと呼ばれる部品で、表面に沢山のピンが埋め込まれているのがわかります。シリンダーがゆっくり回転しながら、埋め込まれたピンが、櫛歯を弾いて音を出します。

シリンダーの表面を平面に延ばしたと仮定して考えると、上下に音の高低、左右が音楽の進行方向というように、まさに楽譜(五線譜)そのものになっていることがわかります。

シリンダーを平面的に展開するというイメージで考えると、ディスクオルゴールが思い浮かぶと思います。ディスクオルゴールは、ディスクの中心寄りに低音、外側寄りに高音を配置した作りになっており、高音部分の方が、ピンの埋め込む数に余裕があることがわかります。逆に、低音のピンを配置している、円の中心に近いところでは、ピン同士の間隔が狭くて窮屈な印象を受けますが、シリンダーオルゴールに比べると全く問題の無い密度なのだそうです。

高音部分に沢山の音を配置するような楽曲には、ディスクオルゴールがとても優れているという考え方もできますね。